令和防災研究所 設立記者会見・レセプションを開催いたしました

 令和元年(2019年)5月20日、主婦会館プラザエフ(千代田区六番町)において令和防災研究所設立発表の記者会見並びにレセプションを開催いたしました。  午後3時半から行われた記者会見には、青山佾発起人代表・所長をはじめ6名の理事が出席し、研究所の設立趣旨等について説明を行いました。
 青山代表は、「この研究所は防災の現場において、実務と研究をつなぐ実践型の機関であり、行政、議会、大学等さまざまな分野にありながら防災士の育成に関わってきた有志で構成している。令和時代の防災のあり方について提言し、情報発信していきたい」と趣旨を述べました。また「名称に令和とつけた理由は」という記者の質問に関連して廣井悠理事(東京大学准教授)が「平成の時代にはIT化が進み防災行政が進化したが、令和時代には情報や技術においてさらに急速な進展が予測され、防災対策も大きく変化する可能性が高い。令和時代にできた防災研究所ということではなく『令和防災』というものを提唱したい」と指摘しました。その他、研究所の研究課題や東京オリンピック、防災士への支援等多岐にわたる質問が続き、青山所長、各理事が説明を行いました。

 つづいて午後5時からは、発起人、理事の関係者、防災関係機関、防災士団体等約150人が参加して、設立記念レセプションが華やかに行われました。藤井敏嗣・前噴火予知連絡会会長や青木浩・東京消防庁防災部長、竹内誠・東京都生活協同組合連合会会長、髙田恒・日本防災士機構理事長をはじめ多くの来賓から、研究所への期待を込めた祝辞がつづきました。
 また公務の合間をぬって駆けつけた内閣府(防災)の佐谷説子参事官(普及啓発・連携担当)は「国がお世話になっている先生方が多数参加している研究所が設立され、今後の活動に期待しております」と挨拶しました。
 第一線で活動する防災士も多数出席し、研究所役員を囲んで懇談。令和新時代における地域防災に研究所からさまざまな提言と助言をいただきたいと期待を込めた声が相次ぐなど、終始熱気あふれるレセプションとなりました。